昨日の記事が「鉄製のフライパン」で、本日はアルミニウム製のフライパンである。どれだけフライパン推しなんだ!という話なんだけど、料理をしだすと道具が欲しくなるのは料理系男子の悲しい性である。
え?違う?
さて、鉄のフライパンの良いところは熱を蓄えてくれることと、丈夫なのでガシガシ使えることである。ラフに使うと錆びることはあるから要注意だけど、メンテナンスをしながら使えば滅多に錆びたりはしないのだ。
とはいえ、表面についた黒さびはトマト料理などの酸味の強い料理をすると、とれてしまってなんだか悲しい気持ちになる。
そもそもパスタ料理などはソースの色が見やすいフライパンの方が良いんだよね……。
画像は商品を取り扱っているサイトのものをお借りしているが、アルミニウム製のフライパンは地肌の色がシルバーなので、黒い表面の鉄製フライパンよりもソースの色が見やすい。
だから、プロは結構好んで使っているんだよね。
アルミニウムのフライパンは結構ピーキー
熱伝導率が良い!
アルミニウムのフライパン、厚みのあるものもあるけれど、鉄よりもアルミニウムの方が熱伝導率が高いこともあって、直ぐに熱が伝わる。
だから、アルミニウムのフライパンでは炒め物を作るのは厳禁である。いや、嘘なんだけど。
え?嘘なの?
ハイ、スミマセン
アルミニウム製のフライパンで炒め物をするのもOKだが、焦げ付きやすいという欠点があるので要注意だ。焼き物は特に注意して欲しい。
特に使い始めは、表面に油が馴染んでいないこともあって焦げ付きやすいらしく、毎回丁寧に油を引いて使う必要があるようだ。
あと、酸やアルカリにも弱いので、調理するものを選ぶフライパンではある。
そうそう、金属製のたわしは厳禁だ!
えー、なんか面倒くさいね?
ところがその欠点を補って余りあるメリットが!
どこのテレビショッピング?
アルミニウムのフライパンの良いところ
良いところはズバリ!水分の多い料理であれば、火が通りやすく、手早く調理するのに向いている点だ。
あと、ソースの色が分かり易いことも利点に挙げられる。
最も声を大にして言いたいメリットは、「軽い」ということだ。同じ大きさの鉄のフライパンの半分くらいの重さ(鉄の比重が7.9に対して、アルミの比重は2.7だ。同じサイズのフライパンなら重さは半分以下になるんだけど、実際には厚みなんかが影響するので実物の重さが半分以下にはならない)である。
軽いのは嬉しいかも!
鋳造フライパンは重いからねー。僕は好きなんだけど……
後は、アルコールを飛ばすような料理には向いているといえる。熱伝導率が高いのはメリットにも繋がるよ。
どこのフライパンがいいの?
北陸アルミニウム製 プロマイスター
先ずは、アルミ製の鍋全般を扱っている北陸アルミニウムのマイスターシリーズからこちら。
フライパンの大きさは4人家族なら27cmか24cm程度のものをチョイスすると良いのではないかと思う。作る料理にもよるんだけどね。
そうそう、アルミニウムのフライパンは割と金属製の柄を使っているモノが多いのだけれど、これ、凄く熱くなるのでちゃんと鍋掴みを用意しておこう。
中尾アルミ製作所製 アルミフライパン
次に、こちらもアルミ鍋全般を扱っている中尾アルミ製作所のアルミフライパン。
打ち出しのフライパンなので、鍋底に模様が入っているタイプ。こちらは板圧4mmなので、プロマイスターより(3.3mm)より若干厚めの設定になっている。
キシヤス アルミフライパン
最後にこちら。
何れのフライパンもプロ御用達というシロモノではあるが、こちらのキシヤスのフライパンは持ち手部分が握りやすいように工夫されていて使いやすいのだとか。
お手入れについて
そうそう、昨日と同じパターンだけれども、アルミニウムフライパンのお手入れについて少々言及しておきたい。
基本的には、以下のような制約がある。
- 鍋の中に長時間料理を保存しない
- 空焚きは厳禁
- 酢・重曹等の酸性またはアルカリ性のものの使用はなるべく避ける
- 金属製たわしなど、堅いモノでの掃除はしない
と言う訳なので、使い終わったら水を張って火に掛けて一度沸騰させた後、中身を捨ててナイロン製のたわしなどを使って汚れを落とし、もう一度すすいで、乾いた布を使って良く水分を拭き取ってから収納するという手順でのお手入れが良いようだ。
汚れがこびりついてしまった場合には、クレンザーなどの研磨剤を使って洗い、その後で米のとぎ汁などを鍋に入れて10分ほど煮沸してから、同様に水分を拭きとって収納するのが良いようだね。
我が家にはまだアルミニウム製のフライパンは無いのだけれど、鍋はほぼアルミニウム製である。お手入れの仕方は割と雑だが、それなりにきれいな状態で使えているので、概ね問題なさそうだ。
ほしいなー
勝手にすれば?
お小遣いの範囲内で買うことになりそうである。
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