モバイルバッテリーを防災グッズの1つとして考える

モバイルアイテム

防災グッズの中にモバイルバッテリーを加えた方が良いのだけれど、持ち出しバックの中に入れておくというワケにはいかない。どうやって利用したら良いのだろう?

地震 広範囲の停電“火力発電所相次ぎ停止したため” 電力各社

2021年2月16日 5時53分

今月13日、福島県と宮城県で震度6強の激しい揺れを観測した今回の地震では、火力発電所が相次いで停止し、送電を自動的に止めるシステムが作動したことから、関東から東北までの広い範囲で停電が起きました。
電力各社は、停止している火力発電所について安全が確認され次第、運転を再開したいとしていて、電力の安定供給には支障がないとしています。

「NHKニュース」より

先日、地震が発生して停電が起こった。停電が発生しても1時間程度で復旧するのが常なのだけれど、こういった大規模な災害が発生すると、数日単位で停電してしまうことになる。

モバイル機器がライフラインの1つとして数えられるようになってくると、これが充電できないのは都合が悪い。そこで、モバイルバッテリーも、ということらしい。

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モバイルバッテリーの保存で注意したいこと

非常持ち出しバックに入れてはいけない

防災グッズとして、モバイルバッテリーを用意した方が良いという話になりうつあるのだけれど、その使い方にはちょっと注意が必要だと思う。

このブログではこんな記事を書いて、「モバイルバッテリー」も非常持ち出し袋の一員に加えて下さいという趣旨の事を指摘しているのだけれど、「どうやって使ったら良いか」については言及しなかった。

まあ、ちょっと考えれば分かる話なんだけど、買ってきたモバイルバッテリーをそのまま非常持ち出し袋の中に突っ込んでおいても、殆ど意味はない。何故かと言えば、充電されていないからだ。

自己放電と長期保存

乾電池でも充電池でも、自然放電、自己放電という現象が存在するので、電池は長期保存には向かない。それでも乾電池は割と長期保存できるアイテムも存在する。

良くあるこの手の電池でも5年程度は保つ。

ところが、充電池はもっと消耗は早い。

自己放電による消費の割合は一箇月で約5~6%程度です。長期保管をする場合は3~4箇月を目途に再充電を 行って下さい。

「osmama FAQ」より

容量や構造にもよるのでこの通りとは言えないが、とにかく自己放電をするものだという理解が必要である。

かつては長期間充電状態を維持する事ができると謳うアイテムもあったのだけれど、大抵の製品は年間で3割程度の自己放電があることが実験によって明らかになっているので、その辺りが目安である。

比較的容量の大きなモバイルバッテリーを購入して、満充電で保管するのがオススメである。1年で3割程度の自己放電があると想定すると、20,000mAhの容量のある製品では、1年後は14,000mAh程度の容量が残っている計算になる。

つまり……、満充電して半年から1年で充電状態を確認することが好ましく、定期的に充電しておくことが重要である。

過放電状態の放置はダメ

さて、良く言われるのが、モバイルバッテリーを充電100%にしたり0%にするのを繰り返すと電池が劣化するという話である。

これは、大筋では間違っていないのだけれど、過充電、過放電という現象を理解していれば、この話は「ちょっと大げさ」だと言うことが分かる。

過充電というのは、充電100%の状態で更に充電しようとすることだが、通常はモバイルバッテリーの内部の回路が電力をカットしてしまうので、過充電状態というのは発生しにくい。とはいえ、長時間コンセントに繋いでおくことは良くないので、適度なタイミングで充電を止めるべきだ。1日~2日、充電したまま放置したところで過充電から出火するなんてことにはならない。ただ……、コンセントに繋ぎっぱなしで発熱するような状況が続くと、モバイルバッテリーの劣化に繋がる。例えば、100%から99%に充電状態が変化すると、再び100%にしようとして通電を開始し、これが繰り返されることになる。そんな訳で、気が付いたら早めにコンセントから抜いておこう。

一方、過放電というのは、充電0%の状態で放置することだ。これは割と起こりがちで、そのまま放置すると電池の性能が劣化してしまうことに。お店に売られているモバイルバッテリーが充電されたまま売られている理由は、そんなところにも理由がある。過放電のまま放置すると、モバイルバッテリーが劣化して言ってしまうからなんだね。

冷暗所に保管したい

家電製品の多くがそうなのだけれど、直射日光が当たるような場所での保管はNGだ。

もちろん、温度が上がるような場所も避けて欲しい。

これは、非常持ち出し袋の保管においても同じ事がいえるので、そういう意味では「近くに置いておく」ことは理想的ではあるのだが、モバイルバッテリーを袋に入れっぱなしにしておくと充電することを忘れて放置されてしまい、いざという時に使えないなんてことになる。

そういう意味ではこの手のアイテムは、どうなんだろうなー、と思ってしまう。だって、直射日光の下で充電するんだぜ。

寿命は1~2年

さて、一番ネックなのは、モバイルバッテリーの寿命だろう。

実は、モバイルバッテリーの説明書を読むと、概ね1年~2年程度の保証期間が設定されている。充放電繰り返し500回という設定がされているものも多いが、どちらか短い方で寿命と考える必要がある。

そうなってくると、やっぱり非常持ち出し袋の中に入れっぱなしにしておくと、「大抵は使いたい時に使えない」という残念な結果になってしまう。

つまり、持ち歩いて日常的に使っていた方が良いように思う。モバイルバッテリーを繋げながらスマホを使うような使い方をすべきではないので、通常であれば充電した状態で持ち歩き、いざという時に繋いで使うというような対応になると思う。

ただ、持ち歩くとぶつけたりする問題が発生してしまうので、そこは注意したい。

この手のバッグの中に、ケーブルと一緒に持ち歩くような感じの使い方をしていれば、結構良いんじゃないかと思う。

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