これというネタを思いつかないので、PC更新の続きについてちょっと考えていきたい。
前回、PCが古くなった話と、Windows11がリリース予定になった話を書いて、PCの更新について考えてみたが、ChromeBoxという存在を知って、これも検討に加えてみるつもりになった。
ChromeBoxとPCは違うのか?
ChromebookとノートPCの違いに似ている
先ずは、「どんなのか?」について、だ。
前回、ミニPCはありかなーと思って色々調べていたのだけれど、その候補の中に出てきたのがこのChromeBoxである。
前回検討したミニPCはこんなのだった。
これと一体何が違うのか?という話なのだけれど、一番大きな違いはOSの違いだ。
ChromeBoxはOSにChrome OSを載せているのに対して、ミニPCはOSにWindowsを搭載している。
OSはいわばPCを動かすためのエンジンなので、エンジンの違いは性能にも大きく関わってくる。
ノートパソコンで、Chrome OSが搭載されていれば、クロームブックということになる。
多分、Chromebookの方が最初に登場したんだと思う。
OSが違うと何が変わる?
Windowsといえば、みんなが知っている仕事にも使えるパソコンを動かしているOSだ。
Windowsはたくさんのプログラムを1つの画面で「窓」ごとに動かすことが出来るようにした画期的なOSなのだが、たくさんのことが出来るようになっているために、CPUに要求する性能もRAMに要求する性能も、HDDに要求する性能も高い。
色々出来る為に、ハイスペックなPCを用意する必要があるんだよね。
ところが、最近はネットワークが高速化して、演算処理はサーバーの方にやらせればいいということになった。そうすると、手元にあるパソコンの方はあまり高い性能を要求しない。
常にネットワークに接続していなければならないという制限がつくけれどPCに要求するスペックを抑えることが出来る。これがChromBox、Chromebookのコンセプトになっている。
低スペックでも高機能なPC、それがChromeBox
簡単に言えばそういうことになる。
この結果何が起こるかと言うと、PCを小型化出来ることと、スペックを押さえられるので発熱しにくく消費電力を抑えることの出来るPCが実現する。
もちろん、PCといってもこんななりである。
使うためには、キーボードやマウス、モニタなどは必須だし、ネットワークに接続するためにLAN環境も必須だ。
ノートパソコン形状だと、どうしてもディスプレイの形からキーボードまでが一体化になっていて窮屈な感じとなってしまうのは否めない。
そこを解決したのがChromeBoxで、そこそこ快適に使える。Chromebookとの線引は、家の外に持ち出すかどうかということだろう。
ディスプレイが必要
で、ディスプレイなのだが、最近はかなりお値段が下がっている。
EIZOのディスプレイも3万円台で購入可能だが、HPやDELLは更にお値段が低く設定されている。
どんなのでも良いのだが、安定性の高いディスプレイのほうがストレスは少ない。パネルはほとんどチャイナかコリアから供給されていて、作画用のエンジンだけ違う程度の話になっているので、各メーカーで味付けが異なる。
仕事用に使うならEIZOが良いような気がするが、DellやHPも随分と品質が良くなっていて一概にどれが良いとは言いにくい。
好きなのを選べば良いんじゃないかな。
ミニPCを選ぶのであればChromeboxもあり
そんな訳で、ミニPCを選ぶのかChromeBoxを選ぶのかは使い方次第といったところ。
ライトな使い方であれば割り切ったChromeBoxの方が幸せになれると思う。ミニPCは中途半端な性能のものが多い上に、拡張性に難がある。
まあ、ChromeBoxも拡張性は無いに等しい。
似たようなものといえばそれまでだね。後は使うソフトウェア次第なのだけれど、ブラウザ上で事足りてしまう人は、特に困ることはないだろう。
あと、Windows11に乗り換えるかを心配しなくても良いのは大きいかもね?
なお、Chrome OSにはサポート期間が定められていることには注意したい。冒頭に紹介したASUS「Chromebox 4」は、2028年6月までということらしい。
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