googleアナリティクスの「新規」と「リピーター」の関係を理解しよう

ブログ分析
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ブログのPV数が増えない!という悩みを持つ人は少なく無いと思う。僕もその一人ではあるが、PV数が増えてから良いと言うことでも無いようで、他の指標も気にしていかなければならない。その1つがアクチィブユーザー数だ。

色々なブログやサイトで解説されているアクチィブユーザー数に関する扱いだが、どうにも「本当に?」と思うような説明が多い気がするので、自分の勉強のためにも整理をしてみた。

ブログの分析に使うツールとしてはアナリティクス先生が有名だが、僕もこれを利用してちょっと説明していきたい。

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アクティブユーザーって何?

PV数とAU数の違い

ページビュー(PV)数とアクティブユーザー(AU)数の違いは、単純な閲覧回数がPV数であるのに対して、一人の人がその日閲覧したら回数に関わらず1とカウントするAU数と定義されているので、例えばAさんが4回そのページを訪れた、或いは3回リロードした場合にPV数は+4されるけれどもAU数は+1というカウントになる。

どちらが重要な指標か?といえばどちらも参考にすべきなのだけれど、PV数とAU数が乖離しているようだと、何故そうなるのかという要因は把握して置いた方が良いかも知れない。

PV数の現実

概念的な話をしても仕方が無いので、実際のグラフを見ていこう。

ブログ1の時間別PV数
ブログ1の月別PV数

PV数で見ていくと下の方(月別)の方が傾向は掴みやすいと思う。ただ、月別PV数は1つの記事が何らかの原因でバズった場合、大きなピークとして表れてしまう。上の方(時間別PV数)でピークが立っているのは、イレギュラーな要因でバズっただけで全体的な閲覧数獲得には貢献してはくれなかった。

そうそう、縦軸は敢えて外させて貰っている。数が少なくてハズカシイからね。

ブログ2の時間別PV数
ブログ2の月別PV数

こちらも似たような出来事があった。

定期的にバズった記事が出てくれることは嬉しいのだけれど、記事の内容が評価されてリピーターが増えてくれると言うことには繋がらないだろう。その事はアクティブユーザー数の傾向からも分かる。

アクティブユーザー数はどうだろう

じゃあどういう風に分かるのかというとコチラ。

バズった記事は4月中頃のものだと言うことが分かると思うのだけれど、AU数もやっぱりピークが立っている。あ、これは1日のAU数と7日間のAU数の2つを示したグラフだね。

このグラフはPV数もAU数もピークが出ている。そしてその数が殆ど同じである、という事実から導かれる結論は、新規さんが沢山お見えになった!という事を意味する。そして、その後の傾向からリピーターになってはくれなかった、という事が分かる。

新規とリピーター

さてさて、「リピーター」という単語が出てきたところで、アナリティクス先生は「新規」と「リピーター」についても分析ができる。凄いぜ!

新規
リピーター

えーっと縦軸を隠しているせいで、10倍ほどスケールが違うのだけれど、それを念頭に考えると、2つのピークで先に来た方は新規ばかりで、後に来た方はリピーターも少し含まれていたという事が言える。でも、スケールが10倍違うので、後にきたピークもほぼ新規なんだよね、実は。

ちなみに「新規」はGoogleさんの定義で2年以内に同じアドレスから来た人を除く数字で、「リピーター」は2年以内には同じアドレスからアクセスがあったことを意味している。

そういう観点から見ると、ピーク以降でもリピーター率がちょっと増えているのは、「読む価値はある」と判断してくれた人もいると考えて良いだろう。逆にピークの時に来た新規さんはほぼリピーターにならなかったという理解でいい。残念だが。

新規とリピーターに着目して記事を書く

ブログの集客ルートとリピーターの関係

ブログの集客ルートは、現状3つくらいに整理できると思われる。

  1. SNSからのルート(ランキングサイトを含む)
  2. 検索からのルート
  3. ダイレクト(お気に入り、RSSリーダー)

実際にはこの他にも「他サイトのリンクからのアクセス」というルートがあるのだけれど、以前ほど相互リンクが盛んではないので、有効かどうかは疑問に感じている。

今のところ一番有用なのがSNSルートで、これはいわゆる口コミによる拡散効果が期待できるため、バズればかなり集客を見込める。そして、ここからお気に入り登録などの道が開ける期待が高い為、割りと有望視されているルートだ。ある意味「リピーター」を期待するルートといえる。

一方、一番集客効果が高いのが検索からのルートで、検索順位があがれば不特定多数の人からのアクセスが増えることが期待できる。こちらは「新規」を多く獲得するルートだ。ただし、検索順位を上げるためにはSEO対策が重要で、これが結構定期的に入れ替わるので、ノウハウが無い人には少々ハードルが高い。

「ダイレクト」は完全にリピーターになってくれた方からのルートだが、固定客が付くことがブログを書くためのモチベーションにも繋がるため、ここを目標に記事の内容をブラッシュアップすると言うことになろう。

読みやすい記事とは?

「新規」を獲得するためには、タイトルを工夫することが重要で、検索で表示されたときに「読んでみようかな」と思わせる内容にすることが良いとされている。

とはいえ、このブログの読者は少ないので説得力はないのだが、単語だけを羅列するよりは、一文になっていた方が集客効果は高い。

しかしそもそも検索に引っかからなければどうしようも無い訳で、SEO対策が重要になる。新規さんが多いブログほどその対策がしっかり成されているという事が言えるだろう。ただ、Googleのアルゴリズムは公開されていないし、こうすればOKという方法論もこれといってない。あったらみんなやっているわけで、成功する方法がいつまでも通用するとは限らないのだ。

とはいえ、傾向としてはライバルの少ないテーマにしっかりとした情報を載せるというのが、Google検索上位に来るコツというのは、一貫して変わらないと思う。そして、しっかりとした情報を載せるためには、そのテーマに興味を持っている必要があるわけで。好きなことをじっくり追及する方向が良いのだと思う。

あまり小手先のワザに頼る必要は無いよ。

ああ、ただSNSをターゲットにしている場合は、サムネイル画像を入れる方が良く、そのサムネ画像で内容が概ね分かるというのが好ましい。「行ってみよう」と思わせるからだ。

リピーターの獲得

次に読んで貰えるかどうか?という点については、自分の行動を考えてみたら分かると思う。例えば、自分が知りたいテーマを検索して出てきたブログをお気に入りに登録するか?というと、その頻度は極めて少ないと思う。

じゃあ、どんな記事が良いか?というと、例えばランキングサイトのトップ3に入っていれば、多くの人の目に入りやすくなり、8番以内くらい(大体、1画面に収まる程度の順位なのでサイトによって異なる)を目指したい。

そうなると、どういう記事が良いかというと、コメントが書きたくなるような記事が良いと思っている。コメントを検索したサイトに書き込んだときに、その返事を期待することが多いためにリピーターになる。これは相互リンクのサイトを作るのでも同じかな。同好の士を募るやり方は、古今東西、どんなシーンでも有効なのだ。

そんな訳で、新規とリピーターの違いは大体理解頂けただろうか?ブログへのアクセス数を増やしたいのであれば、その辺りを意識して分析し、対策を考えていく事をオススメしたい。

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