あー、とうとうですか。
自転車のヘルメット着用、23年4月から義務化 全利用者に対象拡大
2022年12月20日 11時10分
改正道路交通法の施行期日に関する政令が20日に閣議決定され、2023年4月1日から全ての自転車利用者にヘルメットの着用が義務づけられることが決まった。罰則のない努力義務となる。すでに13歳未満の子どもについては、保護者に着用させる努力義務が課せられているが、対象が拡大されることになる。
livedoor NEWSより
自転車に乗る時にヘルメットを着用することは、一部の地域では条例によって既に義務化されている。
何れも努力義務ではあるし、今回全国一律で義務化決まったところで、着用が進むとは考えにくい。罰則規定がないからね。でも、安全を考えるのであればヘルメットはあった方が良い。
僕はバイクに乗っていた時代もあって、ヘルメットをかぶる事自体には忌避感はない。やっぱりみんなかぶった方が良いよ。
着用を考えよう
子供の着用率は高い
なお、子供達は意外にヘルメットをかぶっているようだ。
民間の啓発団体「自転車ヘルメット委員会」が20年7月に約1万人を対象に実施したインターネット調査では、ヘルメットの着用率の全国平均は11・2％だった。13歳未満が63・1％だったのに対し、13～89歳は7・2％にとどまる。
livedoor NEWSより
6割以上の子供達がヘルメット着用している背景には、小学校などできっちりと指導しているということが関係していると思う。
まあ、小中高くらいまでは着用の指導によって何とかなるとは思うのだが、大人、それも本当に法令を遵守して欲しい老人に浸透させるのには時間がかかるし労力もいるのだろう。
通勤する人間にとってもヘルメットは結構困る
ちなみに、僕は自転車を使って通勤することがあるのだが（最近は、自転車の故障が目立ってきたのでなかなか難しいが）、ヘルメットを被ると幾つか問題になることがある。
僕が使っているのはこんな感じの穴の空いたヘルメットなのだが……、コレがまた色々と問題があるんだよね。
雨が降ると困る
ヘルメットは空力を考慮して穴が空いているものが多く、これは、暑い時期にツーリングする時には意外に快適さを担保することができる。
ところが、雨が降るとコレが逆に大変なことに。
雨が降って来たら自転車に乗らなけりゃ良いんだけど、途中で降ってくることもあって、対策するに越した事は無い。ヘルメットのレインカバーなどを用意しておくと、結構使えるみたいなんだけど、ヘルメットの形を選ぶので、対応するレインカバーを手に入れる必要が。
次買う時は、少し穴の少ないヘルメットの方が良いのかな？
穴が空いてたら同じかもしれない。
髪型が！
あと、ヘルメットを被るとどうしても髪型が大変なことになりがち。
しかしまあ、コレばかりは対策が無い。
僕はこんなインナーキャップを使っているが、髪型が大変なことになる点に変わりは無い。
蒸れ防止などを目的としているらしいのだけれど、防寒タイプもあるので、夏と冬は交換すると良いかも知れない。
髪型に関してはヘルメットを脱いだら櫛を使うしか無いね。
女性は色々困るんだろうけれど……。
保管に困る
あと、困るのがヘルメットの保管方法だ。自転車を駐輪場に止め、ヘルメットをどうするか？
バイクであれば、車体に取り付けることも可能なんだけれども、自転車にはそういう装備はついていない。コレまで需要が余りなかったからね。一応、チェーンロックを使うというのが主流のようなんだけど。
正直、ワイヤー式はあまり使い勝手は良くないんだけど、穴あきのヘルメットであれば、なんとか固定する事は可能だ。
なお、こんなアイテムもあって使ってみたが、ロックできなくて敢えなく挫折。
ヘルメット側に対応する穴が無いと、この手のアイテムは使いにくいね。
あとは、持ち歩くか、なんだけど、これもなかなか難易度が高いんだな。
リュックを背負って通勤していれば、リュックに取り付けるためのポーチなども売っている。
ヘルメットを着用する理由
さて、ネガティブなことを書いたけれども、やっぱりヘルメットは着用した方が良い。
警察庁によると、17～21年に自転車乗車中の事故で亡くなった2145人のうち、約6割の1237人は頭部に致命傷を負っていた。死傷者数に占める死者の割合を示す「致死率」は、着用者が0・26％だったのに対し、未着用者は約2・2倍の0・59％だった。
livedoor NEWSより
事故に遭ったときに、ヘルメットをかぶっている方がより安全だよというデータも出ている。2.2倍が優位な差かと言われると悩ましいが、頭部の怪我は死に至らずとも後遺症が残る可能性が高い。
自転車に乗っていればそれなりの速度が出るので、出来るだけ頭を守るべきだ。ネガティブな理由があっても、頭を守る事の方を優先すべきだと思う。
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