我が家で犬を飼い始めた話はちょっと前から書いている記事でも触れている。
僕の実家でも妻の実家でも犬は飼っていたのだけれど、基本的に我が家で犬を飼うことは反対していた。
理由は2つ。
1つは飼うスペースがないからダメだという理由で、これは、僕も妻も犬を屋外で飼育していたのだが、我が家には犬を飼うだけの屋外スペースを確保しなかった。だから、外飼いは基本的にNGであった。
もう1つは、先住の猫がいるからだ。猫と犬が仲良く共存するという家もある様だけれども、上手く行くかは飼ってみなければ分からない。そして、猫を飼うにも随分とお金がかかるのだ。流石に、犬も、という気にはならなかった。
だけど、娘が「どうしても飼いたい」と主張していて、ある日突然犬が我が家に犬が来ることに。
犬の躾けで重要な「トイレ」
トイレの躾けは難しい?
実は、猫の躾けにおいて「トイレ」というのは比較的簡単なことが多い。猫用トイレを用意すれば、案外簡単に覚えてくれるのである。
複数のトイレを用意する必要はあるが、この手のトイレに猫砂と呼ばれるアイテムを入れておけば、割と手がかからずにトイレを覚えてくれる。
ところが犬の場合、コレが意外に難しいようなのだ。
この手のアイテムはあるのだが、このトイレの上にオシッコをしてくれる様に躾をするのが、なかなか大変なのだ。
その理由は、犬は一箇所で排泄をする習慣のない動物だからである。猫は砂の上で排泄を行う習性があって、猫砂を用意する事で結構簡単に覚えてくれるんだけどね。
人間が教えないと覚えてくれない
犬は知能の高い動物であるといわれているが、だからといって人間の都合で排泄場所を固定すると言うことが、なかなかに難しい。
犬のトイレトレーニングに必要なものは、忍耐である。
こちらはユニチャームのサイトで、トイレトレーニングのコツが紹介されている。個人的に重要だなと思ったのはこちら。
実は犬は清潔好きな生き物なので、寝る場所とトイレを一緒にすることを嫌がる犬が多いらしい。
我が家の犬も、ペットサークルの中で飼育していたが、トイレを成功させることは少なくって、それどころか寝床をトレイの上と決めている始末。
そりゃ、寝る場所でオシッコをしたくはないだろうから、成功するわけもなく。
ポイントとしては、「成功させたら褒める」ということで、失敗を怒ったり貶したりするのは最悪だそうな。反省しきりである。でもこれ、子育ても同じなんだよねぇ。
お外で排泄
ところで、我が家の犬は大型犬に分類されるらしいという話は書いたのだけれども、そろそろ体重は17kgを超える状況で、ペットサークルも手狭になりつつあることは、前回も紹介した。
大きくなってくると色々問題が出てきて、例えば散歩の時もグイグイと引っ張って大変だし、食べる量だって多くなる。
特にダイエットさせる気はないのだが、我が家で使っているドッグフードはこれ。1日に350g程度が推奨されているのだけれど、結構、容器に山盛り食べる感じである。
で、当然ながら排泄もする訳なのだけれど、お散歩の時にするのが定番。
犬の習性を考えると、家のトイレでするというのは犬にとってのストレスになることが多いようだ。ただ、近年は犬の排泄を外でするとお怒りになる方も結構多い。飼い主のマナーというわけだが、うんちはともかくオシッコを片付けることはなかなか難しい。
「ワン・ツー」と声をかけながら排泄を促すように訓練をし、お外で排泄を済ませると、飼い主としてはかなり精神的な負担は少なくなる。一方で、マナー的にどうなの?というところは心配しなければならない。
散歩の時のおトイレセット
そんな訳で、我が家はなるべくオシッコは庭でしてもらって、うんちは袋を利用して片付ける方針となっている。お陰で、折角買ったトイレシートやトイレの出番は少なくなっている。
ただ、外で済ませるのが良いのかというと、これまたなかなか難しい。
犬の習性としてマーキングを上書きするということがあって、コレを止める事も結構難しい。
そんな訳で、「マナー水」と呼ばれるペットボトルに入れた水を持ち歩いて、オシッコをしたらその上から水をかけるというような人もいて、マナーとして勧める人もいるのだが、これに対しても批判はある様だ。
この手の消臭剤も持ち歩いて、排泄の後でかけるようなやり方をする人もいるのだが、正直あまり効果がないように思う。
もちろん、やらないよりはやった方が良いし、僕もペットボトルに水を入れて持ち歩くようにはしている。
だが、この行動における本質的な意味は、「自分はマナーに気を遣っていますよ」的なアピールであって、実際には水でオシッコを洗い流せるわけではないし、薄めることは根本的な対策にはならない。
一方で、家の中でトイレを済ますというのも、犬の本能に根差す行動原理をねじ曲げることになるので、あまり宜しくはない。
そうすると、何処かで折り合いを付けねばならず、我が家では出来れば庭で済ますことが出来るように躾けるというところで、バランスを採るようにしている。それが出来なければ、せめて土の上でするように。そのためにも、かけ声をかけて排泄できるように訓練するのが望ましいのだろうね。
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