このブログはアフィリエイト目的で書かれているので、直接的に関係があるとは言えないが……、Amazonのギフト券にしてもGooglePlayのギフト券にしても、意外に使う機会はあると思う。僕自身は電子書籍を買うケースや、動画を買うことが多いのだけれど。
規約に明記されている
転売してはいけない
当然と言えば当然なのだが、この手のサービスを利用するときに「細則」が定められているので目を通しておくことが必須だ。
2.制限
・ ギフト券およびギフト券の残高は、有効期限の最終日の午後11時59分(日本時間)に失効します。
「Amazonギフト券細則」より
・ 次の各サイトでの購入には、ギフト券は利用できません。 http://www.amazon.com、http://www.amazon.co.uk、http://www.amazon.fr、http://www.amazon.de、http://www.amazon.ca、http://www.amazon.cn、またはAmazon.com, Inc.もしくはその関連会社、その他の個人もしくは法人が運営するアマゾンサイト以外のサイト。
・ ギフト券は、他のギフト券(例えば、ギフト券またはその他の販売者の商品券)の購入には利用できません。
・ ギフト券は、アマゾンサイトで提供される一部のサービスの会費の支払いには利用できません。
・ 一部のAmazon Pay加盟店では、ギフト券は利用できません。
・ 法律で要求されている範囲を除き、ギフト券に金額を補充すること、ギフト券を再販売その他対価をもって譲渡すること、ギフト券を未承認の商用目的(例えば、再販売または在庫調達)で使用すること、換金することまたは他のアカウントで使用すること、その他Amazonギフト券に関する制限および禁止行為において禁止されている方法により使用することはできません。アマゾンサイトのアカウントに登録されたギフト券の未使用残高は譲渡できません。
この手の細則を読む人は、或いは少数派かもしれない。
だけど、「ギフト券を買って番号を連絡しろ」というようなおかしな詐欺も結構多いので、ギフト券の譲渡や換金は基本的には禁止されている。
ギフト券が使えなくなるケース
この手の規則を読んで、「ああ、こういう使い方はダメなんだ」と、即座に理解出来る人ばかりではないので、困った事件も発生する。
転売電子ギフト、相次ぎ無効化 救済なく泣き寝入り、100万円超も
2020年12月07日07時09分
インターネットの転売仲介サイトで買った電子ギフト券が使えなくなるトラブルが増えている。詐欺グループが仲介サイトで換金していることなどを背景に、「転売は規約違反」とするギフト発行元が無効化したことが主因とみられる。総額100万円超が無効化された利用者もおり、救済されずに泣き寝入りする人も多く、国民生活センターは「正規ルートで購入してほしい」と注意を呼び掛けている。
「時事通信」より
これ、メルカリなどで格安な電子ギフト券を買ってしまい、買ったは良いけど使えなかったという残念なニュースなのだ。
この図が分かり易いかどうか……、という疑問はあるが、要は電子ギフト券は正規ルートで買え!と、それだけの話だ。
欺されても保障されない
メルカリなど、個人取引が増えてきているが、それに伴ってトラブルも増加している。
「初めて規約違反と気付いた」。10月、仲介サイトで15万円分のギフト券を2割引きで購入後に突如、無効化された東京都の男性(45)は肩を落とす。サイト側は「発行元が無効にしたギフト券は一切責任を負わない」と補償を拒否。発行元も「販売者に連絡して」と返金に応じなかった。販売者と連絡が取れないまま、泣き寝入りを余儀なくされた男性は「仲介サイトは(転売を)違反と分かって運営している」と訴える。
「時事通信」より
ギフト券発行元の多くは、規約で転売禁止と明記している。一方、転売仲介サイトは「個人間の取引は自己責任」と強調。ギフト券が無効化された利用者を救済する仕組みはないのが現状だ。
基本的に個人間の取引の場合、サイト側が警告したり保障したりすることはできない。
例えば、メルカリにAmazonギフト券が出品されていたとしよう。何と、15万円分のギフト券が12万円で売られていたとしたら、「お得だ!」と飛びついて買う人もいるだろうし、実際にいたようだ。
驚くべき事に、検索してきたら出てきた。
そして、この2つの出品者は「使用済みプリペイドカード」を販売している。コメント欄には「コレクションにどうぞ」とある。スゴいな!検索すると使用済みAmazonギフト券や使用済みiTunes カードも出てきて、取引されているようだ。
建前としては「ジョークグッズとしてお使い下さい」とある。使用済みのものでも一定の需要はあるのだろうが、こうした取引の中に未使用品が混ざっていたとしても、気がつけないだろう。運営に取り締まれというのも、少々無理がある。
基本的に金券ショップでも取り扱いがない
なお、金券ショップでの取り扱いも滅多にないようだ。
実は、金券ショップの多くは電子ギフト券が本物かどうかをチェックすることができない。外観を見てもニセモノかどうか派何段ができないからである。
専門に取り扱っていると謳っているサイトもあるのだが、これらのサイトが信用出来るかどうかは、使ってみないと分からない。地雷臭を漂わせるところもあるので、心配な方は使わない方が無難である。
ギフト券を送る場合
そんな訳で、基本的には譲渡NGなので、贈り物として考えるのであれば、正規サイトを利用するべきである。なお、正規サイトはコンビニで買う場合よりも割高になる事が多いが……、そこは諦めるよりないね。
電子ギフト券取引専門に行っている業者もあるのだが……、基本的には信用しない方が良いだろう。額面を見ると1割程度お得になるケースがあるようだが、電子ギフト券販売側の判断で怪しい番号をロックできてしまうため、常に無効化されるリスクを背負う事になる。
とにかく正規ルート意外は「リスクあり」と考えるべきだろう。
なお、正規ルートで買うケースでも「使えなかった」というコメントを見かけることがある。そのコメントの内容が正しいかどうか検証する方法がない。したがって、正規ルートで購入しても「そういう事もある」というリスクは考えておいた方が良いだろう。
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