LINEが政府に対して虚偽の説明

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「ニノクロ」の記事でLINEが危ないぞという話を書いたばかりなんだけど、LINEの虚偽説明が明らかになったというニュースが。

LINE、政府に虚偽の説明 親会社ZHDが第三者委報告書を公表

2021/6/11 19:21

無料通信アプリ「LINE(ライン)」で、利用者の個人情報が中国の関連会社から閲覧可能になっていた問題で、親会社のZホールディングス(HD)は11日、政府や自治体に虚偽の説明をしていたとする第三者委員会の第1次報告書を公表した。

「産経新聞」より

そういう体質なんだろうけれど、行政指導の対象になるね。

通信アプリでやりとりした画像や動画を韓国のサーバーに保管していたにもかかわらず「(日本の利用者の)データは日本に閉じている」と説明をしていたことが明らかになった。委員会は追加の調査を実施し、9月ごろをめどに最終報告書と再発防止策などの提言をとりまとめる。

「産経新聞”LINE、政府に虚偽の説明 親会社ZHDが第三者委報告書を公表”」より

それにしても9月に最終報告書というのは、遅いねぇ。

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その個人情報は大丈夫ですか?

そもそもスパイ組織出身者が作ったアプリ

そもそもKCIA出身者が開発したアプリだという点は、以前にも言及している。

KCIAというのは、韓国の国家情報院という組織の略称で、アメリカのCIAをモデルにして作られた組織なんだとか。

アメリカのCIAも対外工作をやっているとして、以前から非難を受けるような事もあったのだけれども、KCIAも北朝鮮に対する工作をすることを目的の1つとしているだけに、スパイ的な発想があっても不思議ではない。

ただ、LINEがそうしたツールであるということは誰も確認できた事はないのだが、KCIAが傍受できるという点は否定されていない。

虚偽の説明

産経新聞の記事では、「政府や自治体に虚偽の説明をしていた」という軽い説明だけだったが、別の記事では複数回あったことが報じられていた。

この中で、LINEが2013年、2015年、2018年の過去3度にわたり、個人情報などについて「主要なデータは日本に閉じている」という趣旨の説明を決定したことが明らかにされた。実際には画像や動画などは韓国で保管されていて、特別委員会では「大きな乖離が存在している」と指摘している。

「Yahooニュース」より

この話は、かつて国会でLINEのデータがKCIAで傍受可能であるという話が出ていたことと関係していて、実際にLINEに聞き取り調査をした結果、「主要なデータは日本に閉じている」と回答したとのこと。

「主要なデータ」をどの様に受け取るかという点はあるが、実際に動画や画像、音声ファイルなどは韓国国内にあるサーバーで保存していたと言うので、まるっきり嘘というわけではないが虚偽答弁であることには変わりない。

その上で、LINE社では過去に2013年、2015年、2018年の3度にわたり、データの取り扱いの対外的な説明について「主要なサーバーは日本国内にある」などといった内容と決めていたことが明らかにされた。こうした「日本国内に閉じている」趣旨の説明は官公庁や政治家、地方自治体にもされていた。

実際は、画像や音声などは韓国国内のデータセンターに保管されていて、特別委員会では「(実態と)大きな乖離が存在」「なぜ今日まで、こういう形になるまで明らかにならなかったのか、ということに尽きる」という指摘がされている。

「Yahooニュース」より

そういう体質の企業だということだろうね。

情報の透明性に欠ける組織

そして、ニュースで指摘されているが組織の存在そのものがかなり複雑で、秘匿情報も多いような状況なんだとか。

委員長を務める東京大の宍戸常寿教授は「調査は6合目あたり」と述べ、「情報発信の見直しを警告できない社風だったのか。複雑な会社構成でどこかにおもんぱかるという事態は改善しなければならない」と指摘。

「産経新聞”LINE、政府に虚偽の説明 親会社ZHDが第三者委報告書を公表”」より

調査が未だ進んでいないこともあって、報告自体は歯切れの悪いもののようだが、真っ当な会社組織とは言い難い部分があるのは事実のようだ。

LINEは現在進めているデータの国内移転について、一部のスケジュールしか公表せず、外部からの指摘を受けてから、全容を発表するなど、情報開示の在り方が問われている。報告書は「LINEには、正確な情報発信によって説明責任を果たす姿勢が社内で不足していた」と厳しく非難した。

「産経新聞”LINE、政府に虚偽の説明 親会社ZHDが第三者委報告書を公表”」より

なお、LINEはデータセンターを日本国内に置くような作業に入っているとされるが、問題となっている画像データ等の移管に関して明らかにしていなかった。

日本人が使い続けているアプリに生じた深刻な問題だが……、受け皿となるようなアプリが出てこない限りはなかなか解決への道は遠そうである。

ちなみに、我が家ではLINE禁止となったことを、ここで報告しておく。え?聞いてない?

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