Docomoが打ち出す値下げプランの衝撃

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ちょっと前に、docomoの値下げがキーになるという話をしたと思うんだけど、どうやら大きな話が出てくる予感である。

これ、10月末の記事だったのだけれど、ここに来て大きな動きが出る可能性が出てきた。それがこのニュースである。

大手携帯会社で初 ドコモ“本体ブランド”値下げへ

12/1(火) 6:24配信

携帯電話料金の値下げを巡り、NTTドコモは大手携帯会社で初めて本体ブランドでの値下げを行う方針を固めたことが分かりました。

~~略~~

一方で、ドコモは新たに低価格ブランドを立ち上げ、20ギガバイトで3000円前後の料金プランを打ち出す方向で最終調整していて、今週中にも発表する方針です。ドコモの新ブランドの料金プランはKDDIとソフトバンクの低価格ブランドより割安になる見通しで、今後の両社の対応が注目されています。

「yahooニュース」より

これが12月1日のニュースで、この内容でもちょっと驚きであった。

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メインブランドで値下げがなされるのか?

サブブランドを使った値下げ戦略

大方の事前予想ではdocomoがサブブランドを立ち上げて、手続き面を緩和してKDDIとソフトバンクの横並びで値段設定をしてくると言うものだった。当然、docomoは少し高めの値段設定でサブブランド4000円前後だろうと思われていたのである。

ところが、昨日のニュースでは3000円前後の価格設定というから、KDDIやソフトバンクよりも約1000円程度安くなるという、予想外の展開だった。そして予想外なポイントはもう1つ、メインブランドの値下げも検討しているという。

まあしかし、「予想外」とはいえ、それ程驚きはなかったのだが……、ここへ来てとんでもないニュースが。

【独自】“メインブランド”で月額2980円 NTTドコモ

2020年12月2日 水曜 午前11:55

NTTドコモが、携帯料金の新たな値下げプランについて、20GBで3,000円以下という月額料金を軸に導入する方向で検討に入っていることがわかった。

NTTドコモは現在、60GBまでの大容量プランを7,150円で提供しているが、ソフトバンクとKDDIは、割安のサブブランドで、20GBの料金プランを新設することにしている。

「FNN プライムオンライン」より

これ、まだdocomoの正式発表前のスクープ扱いなので、果たしてこの値段設定が本当なのかは分からない。だが、本当であれば、とんでもないことになる。

メインブランドの値段設定は適性か?

これまで、KDDIやソフトバンクはサブブランドの値下げを中心に考えてきた。

ケータイ料金削減、2020年冬の最善策は「格安スマホの最安プラン」

2020年11月30日 6時0分

2020年10月末、総務省は「モバイル市場の公正な競争環境の整備に向けたアクション・プラン」を発表した。携帯電話料金の値下げは、菅義偉総理の肝入り政策のひとつであり、「アクション・プラン」が求めるのは、大手キャリアから“サブブランド”や、“格安スマホ”などと呼ばれるサービスへ乗り換えやすくするための取り組みだ。

それに呼応するように、通信量が20GBの新プランを「UQ mobile」(月額3980円)と「Y!mobile」(月額4480円)が相次いで発表。MNP(携帯番号変更なしの乗り換え)の手数料撤廃を打ち出すところもあるなど、各社動きだしている。

「LivedoorNEWS」より

メインブランドの値段はそのままで、サブブランドの値下げを行うことで、「実質的に値下げになりますよ」というわけだ。

ところが、実際にメインブランドからサブブランドに乗り換えをしようとすると、1万円以上の手数料を取られるなど、ちょっと意味が分からない体制を考えていて、サブブランドからメインブランドに戻るときにもかなりの苦労が予想される。

そんなわけで、僕から言わせれば、メインブランドであっても5GBで2000円を切る価格設定(20GBで2980円でも問題は無いが)で囲い込みを図るだけで、docomoは多くのユーザーを獲得できる可能性が高いと思う。20 GBプランはもう少しお高い価格設定で問題無いのでは無いか?

だって、20 GB使うユーザーで、ボリュームゾーンとしてはそれ程大きくないハズなのだ。訴求力としてはかなり大きいと思うが。

結局のところ、メインブランドの値下げというのは、4Gであればほとんどの設備の設置が終わっているのだから、維持コストだけをユーザーで割れれば問題無い。だから、実はメインブランドの値下げというのは実現可能なのだと思う。ただ、それをやると、今までウハウハだったのに経営的にダメージが出るという事になる。

報道が本当かはわからない

果たしてこの報道が本当かどうかは、docomoの正式発表を待ちたい。

だが、本当であれば阿鼻叫喚だろうな。特に、格安スマホユーザーも、「ちょっと考えて見ようかな」というレベルの商品となり得るからだ。期待して続報を待つことにしよう。

結局、この値下げができるのはdocomoがNTTの完全子会社になった事で実現する話なので、強気の価格設定で顧客を呼び戻すことができれば、docomoにとってはメリットがある。

20 GBプランで2980円になるかどうかは分からないが、値下げしてくるのは確実だろう。僕の予想だとギリギリ5000円を切るくらいの値段で勝負してくると思っていたんだけどさ。

ただ、docomoの中の人に聞いたら、docomoショップの在り方をちょっと改革する流れが出てきているらしいので、NTTが大鉈を振るう予定であれば、大きな値下げをやってくるかも知れないね。

追記

ちょーっと情報が錯綜していて、よく分からないのだけれど3日にはどうやらdocomoが情報を出すようだ。

ドコモ3日午後に値下げ発表 大手初の主力ブランドで

2020.12.2 17:01

NTTドコモは2日、井伊基之社長が3日午後に東京都内で記者会見すると発表した。携帯電話の料金引き下げについて説明する。ドコモは大手で初となる主力ブランドの値下げに踏み切る方針だ。

「産経新聞」より

この記事では、主力ブランドの値下げ幅に言及していないのだが、他のメディアだと1000円程度の値下げという情報を出しているところもある。

これまで持たなかった格安ブランドも新設し、政府が「値下げの余地が大きい」と指摘した大容量の20ギガバイトから割安なプランを提供する見通し。

「産経新聞」より

この書き方だとサブブランドで20 GBプランを用意して、価格設定2980円といった感じの情報になるのかどうか。

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